韓国新人劇作家シリーズ第1弾(2012)

ジョン・ソジョン作「秋雨」
翻訳・演出:金 世 一
出演:金田海鶴、生井みづき、本家徳久、吉植荘一郎、吉田俊大

オ・セヒョク作「パパのパパごっこ」
翻訳:金 世一 演出:荒川貴代
出演:久保庭尚子、坂本容志枝

イ・ナニョン作「一級品人間」
翻訳:李 知映 演出:鈴木アツト
出演:加藤大騎、日下範子、仲谷智邦、比佐 仁

3作品同時上演!!
(1作品、30~40分のオムニバス公演です)

2012、2011、2010年釜山日報新春文芸戯曲当選、気鋭の韓国人劇作家の作品を、いちはやく 日本に 紹介する注目の公演。
移り変わる韓国の現代社会と家族のかたち。 これは日本の懐かしい昨日? それとも明日―?

【日時】
・10月31日(水)19:30 ・11月01日(木)14:00 ・11月01日(木)19:30 ・11月02日(金)14:00 ・11月02日(金)19:30 ・11月03日(土)14:00 ・11月03日(土)19:30 ・11月04日(日)14:00 (全8回)

【会場】
タイニイアリス
東京都新宿区新宿2-13-6-B1 tel:03-3354-7307
URL:http://www.tinyalice.net/

【チケット料金】
前売券:3000円 当日券:3500円

【公演情報・内容等のお問い合わせ】
info@mozukikaku.com
https://mozukikaku.wordpress.com/


気鋭の劇作家である作者さんたちから、メッセージが届いています!

■『秋雨』作者:ジョン・ソジョン 鄭素貞 정소정
(2012年 釜山日報新春文芸戯曲部門受賞『砂の島』)

劇作家として生きる最も大きな喜びは観客に出会えることではないかと思います。一人で書いている時の喜びも大きなものですが、それが他人の心に伝わるのは、いつも奇跡のような出来事だと感じます。しかも今回は韓国ではなく日本で!時間と空間を越えて東京にいらっしゃる皆さんにお会いできるのは、感激であり、わくわくします。
この作品のタイトルは<秋雨>です。これは私のお父さんが実際に作った童謡のタイトルでもあります。子供のころ、私はその歌がとても好きでした。どんなに絶望的な瞬間でも、それでもなくならない大事なものはどういうものなのかについて考えてみました。皆さんもこの作品を観る時に一緒に考えてくだされば幸いです。
今回のような大切な機会を作ってくださった金世一演出とタイニイアリスの関係者の皆さんに心からお礼を申し上げます。そして大事な時間を使って劇場までお越しくださった観客の皆さまにも深く感謝したします。どうぞ素敵な時間になりますよう、そしてよりいい作品で、続けて皆さんにお目にかかれるよう祈っています。

■『パパのパパごっこ』作者:オ・セヒョク 오세혁 吳世爀
(2011年 釜山日報新春文芸戯曲部門受賞『クリスマスに30万ウォンに出会える確率』)

<パパのパパごっこ>が日本で日本の俳優によって上演されることを本当にうれしく思います。
整理解雇と構造調整の現実、韓国と日本の状況は非常に似ています。
今の現実の中で、平凡な人々がいきなり解雇されることは、平凡な話になってしまいました。
しかし我々は知っておかなければなりません。
平凡な人々が平凡な人生を生きるために、どれほど頑張って努力しているのかを。
この物語は、平凡なお父さん達が平凡な家庭を維持するために「平凡さを演じる」物語です。
平凡さを演じようとしている平凡な家族の奮闘を、観客の皆さんは応援してください。
日本での上演のために努力してくださった金世一氏と、演出をしてくださる荒川貴代さん、そして俳優の皆さんに心からお礼を申し上げます。

■『一級品人間』作者:イ・ナニョン 이난영 李鸞迎
(2010年 釜山日報新春文芸戯曲部門受賞)

映画や文学作品が描く未来の姿は殆ど
現在より不幸で暗いそうです
考えてみると希望ある未来を描いている作品は殆ど観ていない気がします
子供のころ友達と「ありえない!」と思いながら想像していたことが
今の生活になっていることにふっと気づくと、
少々怖くなります
映画や小説のなかの廃墟のような未来がひょっとしたら本当の未来になるかもしれないからです
けれど考えてみると
こんな未来に関する想像だけど、方法はいつもあったようです
「愛と夢…」
世知辛く、索漠としつつある密林のような現代社会で
私は自ら幸せになれる方法を探してみようと思います
たぶんそれは、私が本当に望む夢を守ることで、
私だけではなく、他人と世の中みんなを愛することになるのでしょう
一級品人間、
それはひょっとしたら、まことの自分を見つけた人間ではないでしょうか?
皆が一級品になれますように